クラリネット三重奏曲トリオはビオラでも演奏可能である。ヴァイオリン版へのコンバートもなされている。この楽曲がヴィオラへの編曲版のさらにあとに、これもまたブラームス本人によってヴァイオリンへの編曲版も作成されている。さすがブラームスといったところであろうか。ヴァイオリンソナタでよくブラームスのものがよく出てくるので、そこのあたりの抜け目はないと思っていたが、やはりしっかりヴァイオリン版も作っていた。これは、ヴィオラ版と違い、ピアノパートに大きく手が入れられている。先ほども、ヴィオラ版に対してかなりの自己批判をしていたので、さすがにヴァイオリン版では反省を生かしてきたのであろう。そうでないと、彼はただ自己批判をして終わりといった人になってしまい、進歩のない人だと思われてしまう。しかし、ここで致命的なことが発生する。